オーストラリアで働くメリット・デメリット
憧れのオーストラリアで、現地の人と楽しく仕事ができたらと思うと、想像が膨らみますよね。
2019年頃からオーストラリアでは、治安維持や地元民の離職率を抑えるため、外国人の労働許可が下りにくい状態になっています。
仕事が見つかりにくいというだけで、国をあげて受け入れ拒否をしているわけではないので諦めずに探してみましょう。
メリット
オーストラリアで働くメリットは、ネイティブな英語を身に付けられること。現地の人以外にも、移民やワーホリで来ている多国籍の人とも交流が持てます。英語力を伸ばす以外に、幅広いビジネス感覚を得られるチャンスがたくさんあります。また、仕事の勤務時間や福利厚生が守られているので、仕事が終わったあとのアフターファイブをしっかり楽しめますよ。
デメリット
デメリットは仕事を見つけにくいところです。オーストラリアの共通語である英語が未熟な日本人は、仕事にありつけない場合があるでしょう。
また、言葉だけでなくスキルや手に職を持っていない場合は、給料が低くなることもあります。例えば、調理師免許を持っているシェフ経験者だったり、システムアーキテクト資格を持っているエンジニアだったり、専門のスキルを持っていることが重要視されているのです。
ホームステイくらいの気持ちで働くならお小遣い稼ぎには良いかもしれませんが、移住を考えている方は英語力や適度なスキルを計画的に身に付けておきましょう。
オーストラリアの給料事情
オーストラリアでは、2019年に最低賃金が改正されました。最低賃金は時給19.49ドルと改正されましたが、一般的な仕事では平均時給で22ドルくらいもらえるので、仕事を選ぶときに注意しましょう。英語が苦手な日本人は、仕事が見つからないときに観光客向けの日本食レストランにたどり着きがちです。苦手や弱みに付け込んだブラック企業は、最低賃金を下回る給与を提示してくることがあります。悪徳企業だと時給がたったの10ドルということもありますので、怪しい企業に騙されないようにしましょう。
英語レベルでどの程度給与額が違うか、一覧にしました。
- 19~30ドル:ビジネス英語もネイティブレベルの英語力
- 15~25ドル:不便なく日常会話ができる、新聞やニュースが読める
- 15~17ドル:会話はできるが、ネイティブから見るとカタコトな英語
- 10~15ドル:会話で詰まる、理解ができないことがある
- 10ドル~ :身振り手振りが多く、初心者レベルの英語力
初心者レベルや会話に詰まってしまう方は、事前に英会話教室に通って英語力を身に付けましょう。
仕事の探し方
仕事を探す前に必要なのが、タックスファイルナンバー(納税者番号)です。納税者番号を持っていないとオーストラリアでは働けませんので、事前に準備をしておきましょう。
- タックスファイルナンバー(TFN)を申請・取得する
- 求人情報を探す
- 履歴書を記入する
- 企業に連絡して面接を依頼する
オーストラリアは日本と違い、求人情報誌がありません。主にネットで探して出電話やメールで問合せる形になります。
英語のサイトですが、人気な求人情報サイトはこちらです。
- Seek
- Australian Job Search
- Adzuna
- CareerOne
- Gumtree
難しくて分からないという方は、履歴書をお店に持って行き、直接渡す方法がおすすめです。
働いてみたいお店を見つけたら、マネージャーがいるか確認します。マネージャーに履歴書を渡し、数日間連絡を待ちます。連絡がない場合は、こちらから電話をかけてみたり、お店まで出向いて結果がどうなのかを聞いたりアクションを起こしてみましょう。こちらから連絡を入れたら合格になるということがあるようなので、チャレンジしてみてくださいね。
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