埼玉の実家へは法事や行事がある時に帰るようにしているので、年末までは帰る予定はありませんでした。
突然父親から電話がかかってきて、母親が倒れたと連絡を受け、急いで実家へ向かうことに。夫が仕事で車を使っていたので、1時間半ほど電車に揺られてようやく実家にたどり着きました。
母親の容態
実家について母親の容体を確認すると、どうやら腰付近をさすって痛がってはいるものの、病院へ行くほどのことではないようでした。
話を聞いていると、掃除をしていた母親が、まとめておいた新聞紙の束を持ちあげようとした時にギックリ腰をしたようで、その時に倒れ込んだまま起き上がれなくなったのだとか。父親の早とちりでビックリしましたが、ギックリ腰だけだったのでほっとしました。
せっかく実家に来たので、母親にはゆっくり休んでもらって、夕飯を作ることにしました。実家のキッチンは昔のままでしたが、少し錆が増えたよう気がします。
実家の食事
母親が「腰に響くから、噛まなくていい食事がいい」と要求してきました。噛まずに食べられる料理なんて…と思ったのですが、昔母親がよく作ってくれた冷汁うどんを作ることに。冷汁うどんは、埼玉の郷土料理として有名で、冷たい味噌汁にうどんをつけ麺みたいにして食べるのが特徴です。
埼玉県は小麦粉の生産量が全国2位ということもあり、実家にいたころ週3日はうどんを食べていた気がします。
冷汁うどんの作り方は簡単で、すったゴマと白味噌を合わせ、キュウリやミョウガ、おろししょうが、しそ、ネギなど好みの野菜を刻んで混ぜ合わせます。本来は氷水でのばしてスープにするのですが、実家の味はここに少しだけめんつゆを投入します。ちょっと甘みのある冷たい味噌汁みたいになるのがウチの味。野菜も冷蔵庫にあるもの全部刻んで入れるだけなのでとっても簡単に出来あがりました。
母親のうどんは少し長めにゆでて噛まなくても溶けるくらいにしたところ、喜んで食べてくれました。
久しぶりに両親に食事を作ったのですが、喜んでもらえるとまた頑張ろうって思えますね。
実家の愛猫
食後は片付けをして、母親の愚痴を聞きながら猫と戯れました。もう10歳を越える老猫ですが、実家にいたころは小さくてかわいくてずっと一緒に遊んでいました。久しぶりに帰ってきても、ちゃんと覚えていてくれるので連れて帰りたいくらいなんですが、今の夫との家はペットNGな家。連れて帰れないのが現実です。実家で母親と仲良くやっているみたいなので、無理に連れて行くのもかわいそうですよね。この先もうそんなに長くは生きられないかもしれないので、これからは行事以外でも実家に帰るようにしていこうかなと思いました。
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