外資系企業とはどんな会社 ?

求職活動をされている方であれば、当然理解しておかなければならないのが、外資系企業と日系企業の違いです。
とはいえ、一般的には、外資系とはよく聞きますが、実際にどのような企業なのかは、わかり兼ねているというのが実情なのではないでしょうか。

外資の資は、「資本金」といった意味で日本以外、つまりは海外からの外国人投資家などの投資により、資本を集めた会社ということになります。
ただし、外国の企業というわけではなく、あくまでも外国の法人または、外国人が一定程度以上の出資を行った日本の企業となるわけです。
また、外資系企業の特徴として、海外の株主などの言動が、影響しやすい企業というイメージがあります。

日系企業と外資系企業の違い

日系企業とは、外資系企業とは全く逆で、外国の企業で日本の企業あるいは、日本人の出資者が株主の大半を占めている会社となります。
つまり、外資系企業が日本で事業を展開しているのに対して、日系企業は海外で事業を展開する会社というわけです。

経済産業省の調査によれば、2017年度の外資系企業は、3000社以上の登録があり、日系企業とはその他の日本国内で、登記されている企業のことを指しています。
また、会社の特徴としては、日系企業が日本企業と同様に、組織を重要視しているのに対して、外資系企業は個人を重要視しているところが異なります。

外資系企業の常識

外資系企業と言っても、実は明確な規定があるわけではありません。
ただし、経済産業省の見解では、外国人もしくは外国法人が、株式の3分の1以上を所有している企業ということになっています。
外資によって、成り立っているとも言える外資系企業ですが、日本の会社とは異なる常識がありますので、これを見ておきましょう。

・新人という概念はなく、入った日から即戦力として活躍できる。
・語学力と高いスキルが求められる。
・残業する人は、仕事ができないレッテルを張られる。
・成果を上げられなければ、契約の打ち切りや報酬の大幅減もあり得る。
・自己主張が強い。
・プライベートを大切にする。

外資系企業は転職におすすめ

外資系企業には、大きく分けて三つのタイプがあります。
一つ目は、外国の企業が日本で会社を設立するパターン。
社名が英語などの表記で、母体が外国の企業ですので安定しています。
二つ目は、外国の企業が日本の企業と、共同出資で会社を設立する場合です。有名な日本企業と提携することにより、認知度も高まってきます。

最後は、外国の企業が日本の企業を買収するパターンです。
最近では、中国系企業の買収が目立つようになってきました。
外資系企業は、即戦力が求められる半面、その分の報酬がやや高めに設定されています。ただし、英語力などが必要で、スキルもそれなりのものが認められます。