ニーズが高まっている
グローバル化が叫ばれて早や十数年、インターネットの普及により、ますます海外との距離が縮まってきました。
インターネットで検索すれば、様々な国の情報も手に入りようになり、海外の物産や製品も気軽に購入できるようになってきました。
日本は、海外から比べると、非常に資源の少ない国で、歴史的にも諸外国の貿易を活発に行うことにより、経済成長を遂げてきた経緯があります。
グローバル化の進んだ現在、ますます貿易にかかる比重は高まり、それに伴って通関士の需要も高まりつつあります。
それというのも、通関士は経済の発展に欠かせないほど、貿易に密接している唯一の国家資格だからです。
海外で活躍できる
通関士の将来性はズバリ、かなり明るいと言えるでしょう。
なぜなら、経済の発展に欠かせない職業であり、いよいよもってグローバル化の進む将来において、必要不可欠な職種だからです。
通関業務を行う会社にとって、通関士は貿易に関するスペシャリストといった位置付けです。
社内でも、そうした明確な位置付けがあるため、ほかの一部の業種のように、有資格者が通関業務から外れるケースはまず無いとお考え下さい。
こうした通関業務も行う会社の中には、国際輸送業務を兼ねていることが多いといえます。
部署によっては、英語を使って顧客対応するケースもあり、海外の駐在員として活躍できる可能性もあります。
女性通関士が増加中
これまで解説したように、通関士の仕事はオフィス業務が主で、力仕事を行うことはほとんどありません。
一般的な職業としてあまり知られていませんが、昨今の認知度の高まりにより、女性通関士が増加中といった傾向もみられます。
先に述べた通り、通関士の仕事はオフィスワークが主ですので、能力さえあれば男女関係なく仕事に就くことができます。
女性通関士が増えつつあることにより、日本通関業連合会などの業界団体も、全国女性通関士会議を開催するなど、女性通関士のサポートも行われるようになりました。
今後の通関士のニーズの高まりからも、ますます女性通関士が増えていくことは間違いないようです。
通関士の重要な役割
通関士は、貿易を行う上で、なくてはならない職業です。
ますます、世界を相手に貿易の需要が高まる中で、人々の生活を支える通関士の役回りは、きわめて重要と言えるでしょう。
例えば、法律にかかわる専門のプロとして、文書や書類作成に必要不可欠な職種として、税理士や行政書士などの仕事があります。
通関士は、このような税理士や行政書士などと同様に、通関に関して必要不可欠な職業と言えます。
貿易に際して、通関業者は通関士を必ずおかなければならないため、今後も重要な職種の一つとして、きわめて需要は高くなるとされています。
ただし、税理士や行政書士などと比べ、独立しにくいということは、念頭に入れておかなければなりません。
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