通関士の資格

通関士がなぜ必要かといえば、適切な輸入や輸出を行うため、通関書類の審査等を行い、通関業務の適正な運営を図る必要があるからです。
通関士は、財務省管轄の国家資格であり、通関業者の各営業所に必ず必要で、通関手続きの適正なおかつ、迅速な実施を確保しなければならないとされています。
通関士に関しては、受験期資格に対して学歴/年齢/経歴/国籍等についての制限は一切ありません。
通関士の試験は、例年7月1日に行われています。試験の内容は、以下の通りです。

・通関業法
・関税法
・関税定率法及びその他関税に関する法律
・外国為替及び外国貿易法(第6章)
・通関書類の作成要領及びその他通関手続きの実務
・その他関税に関する法律

通関士の平均年収

通関士は、日本の国家資格の中でも、受験資格のハードルが低いため、比較的取得しやすい国家免許といえます。
気になるのが、通過しになれば、一体どのくらいの収入が得られるかという点ではないでしょうか。
しかし、勤め先や年齢によって年収は異なりますが、平均年収でいえば約540万円程度とされています。
またスキルや役職によっては、年収1,000万円を目指せる職業です。

平均年収でいえば、一般サラリーマンと同様とみなすことができますが、通関士となる為には、必ず国家資格が必要な職業である為、資格手当の支給があるケースが多くなっています。
もちろん前提として、通関業務を行っていることが条件ですが、収入アップにつながることは間違いありません。

就業先による収入の格差

平均的なサラリーマンの年収と、さほど変わらない通関士ですが、条件によっては年収1,000万円を超える可能性もあります。
というのも、通関士の業界は、年功序列によって収入が上がる傾向が高く、役職についていれば役職手当がもらえるからです。
ただし、就業先による収入の格差が、かなりあるのも通関士の特徴の一つです。

通関業務を行う会社には、総合商社/専門商社/海運会社/メーカーの海外営業/倉庫会社/フォワーダー営業/貿易事務などがあり、その格差は700万円にもなるとされます。
こうしてみると、外資系企業・海外勤務は年収が高い傾向にあり、国内の貿易・物流企業は年収が低い傾向にあります。

収入をアップするには

収入アップを目指す為には、まず長年勤務することと、将来的に役職もちになることが条件です。
そして、収容先をよく絞り込むことも大切です。
就業先の候補としては、日本国内の海運業、また外資系企業・海外勤務のある企業に勤務することが、収入アップを目指すには一つの条件となるでしょう。

海運は近年、増加している新興国との貿易でよく利用されており、陸運業/空運業よりも将来性が見込めるからです。
また外資系企業・海外勤務では、海外赴任手当や役職手当などが追加される為です。
さらに、収入1000万円以上を目指すのであれば、通関士としてキャリアを積み、重要な役職につくことも必要となります。