海外で働くメリット

グローバルな社会が広がる中で、海外で働く日本人の数は増えています。
海外で働くことには、たくさんのメリットがあります。

1つ目は、ビジネスレベルの語学力が身につくという点です。
日常会話レベルではなく、ビジネスシーンで使っても恥ずかしくない語学力が身につけば将来の転職にも役立つでしょう。
日本へ帰国した後でも、海外で働いた経験があれば外資系企業への転職で有利になる可能性もあります。

2つ目は、異なる文化や人々の生活を体験できるという点があります。
観光という短期滞在ではなく、実際に生活しながら仕事をしなければ分からないことはたくさんあります。
海外で働くということは、そうした魅力に触れることができるチャンスと考えられます。

3つ目のメリットは、日本人のネットワークを構築できるという点です。
日本国内では接点がなかった人たちと、海外という全く異なる環境の中で新しくネットワークを築けます。

4つ目は、人生における選択肢が増えるという点です。
海外で働いた経験があれば、今後の転職に関しても選択肢は多くなるでしょう。
もしも外貨を稼げて独立できれば、住める国の選択肢はもっと増えることも考えられます。
グローバルな生活をしたい人にとって、海外で働くことは大きなメリットなのです。

海外で働くデメリット

海外で働くことには、メリットだけでなくいくつかのデメリットもあります。
1つ目のデメリットは、現地では外国人というステータスになるため法律で守ってもらえない可能性があるという点です。
労働法を始め、それぞれの国には複数の法律がありますが、それらは国民を守るためのものです。
外国人ということで、法律が適用されずに守ってもらえないと感じることがあるかもしれません。

2つ目のデメリットは、現地で働いて税金を納めても日本の厚生年金には適用されないという点です。
いくら稼いで多くの税金を納めたとしても、日本の厚生年金へ別途で納付しない限り、日本国内の国民年金は収めていない扱いとなってしまいます。
将来の年金受け取り時には、そうした期間がマイナスになってしまう可能性もあるでしょう。

数年後どうしたいのかを明確にすることが大切

海外で働くことには、メリットやデメリットがあります。
どの国でどのような働き方をするかによってメリットが大きくなることもあれば、デメリットの方が大きく感じることもあるでしょう。

大切なことは、海外で働いたその先の数年後に、自分がどうしていたいのかという点を明確に見据えることかもしれません。
数年後の自分自身、10年後、20年後、そして最終的な定年後を長期的にプランニングすることで、海外で働くことがプラスになるのかマイナスになるのかが見えてきます。